A子さんの旦那のお話

 

A子さんの旦那さんは、軽い気持ちでコンビニキャッシングを利用していた結果、取り返しが付かないことになってしまったようですね。。

 

ギャンブルや違法な事に手をだしていたワケではなく、普通に生活をしていただけなのにこんなことになってしまって・・・。A子さんも可愛そうですね。


 

軽い気持ちで始めたコンビニキャッシング・・・

当時、私たち夫婦は結婚4年目。
夫が日常的にクレジットカードのキャッシングを利用していたために、常に借金を抱えていました。

 

それでも、周りには、2人のこどもに恵まれたごく普通のしあわせ家族に見えていたと思います。
しかし、夫の事故をきっかけに、取り立て屋が家にまで来るようになり、生活が一変しました。

 

 

◇コンビニキャッシングを利用する理由◇

 

夫は、結婚する前からコンビニキャッシングを利用していました。
結婚したらやめると約束したのですが、その約束は果たされることなく、毎月のように借りては返すを繰り返していました。
私にとっては、ずっと借金があるというのは、とても憂鬱で嫌なものでした。

 

しかし、夫の言い分はこうです。
「小遣いが足りないと言うと嫌な顔をするから言えなかった。」
「一括で返済すれば何の問題もない。足りない時だけ給料前倒しで下してるだけ。」

 

キャッシング=借金という認識が全くなく、ATMからお金を下ろしているのと同じ感覚なのです。
正直驚きましたし、お金の感覚がずれていると感じ、ちょっと怖いなとさえ感じました。
でも、数万円のことだし、あまりきつく言っても逆効果かなと思って、そこまで問題を深刻化させませんでした。

 

 

◇突然の事故でさらなる借金が発覚◇

 

ある日、夫が事故に遭い、長期入院することになったのです。
長期入院とは言え、本人はいたって元気だったので、生活は厳しくなるけれど、入院している間は借金がゼロになると喜んだくらいでした。

 

しかし、数週間後、自宅に1通の督促状が届き、夫が他に借金をしていることが判明したのです。
総額300万円です。
入院中で返済ができなかったことで、督促が始まったのでした。

 

数万円のキャッシングを軽く見た結果がこれでした。
金銭感覚というのは、少しのずれも軽視してはいけなかったのだと後悔しました。

 

 

◇取り立てが始まる◇

 

入院費用がかかるし、お給料は減ってしまうしで、返済の余裕はまったくありません。
届く督促状の文面は次第に厳しくなっていき、自宅に電話がかかってくるようになりました。
このまま返済できずにいたらどうなってしまうんだろうと怖くなり、悩んだ末、役所へ相談に行きました。
ちょうど借金相談の日で弁護士さんと話ができ、自己破産を勧められたので、手続きをお願いすることにしました。

 

 

◇ついに家にまでやってきた◇

 

督促の電話は昼夜問わずかかってきて、こども達も何かがおかしいと察知したようで、電話が鳴るのをとても怖がるようになりました。

 

そしてある日、夕飯の支度をしていると、ピンポーンと呼び鈴が鳴りました。
外を除いてみると、鋭い眼をしたスーツの男性が立っていました。
直感的に取り立て屋だと気づいたので、ドアを開けずに応答すると、男は「○○さんのお宅ですよね?返してもらえないと困るんですよね〜」と近所に聞こえるような大きな声で言いました。

 

近所に知られたくないと思った私は、とっさにドアを開けてしまいました。
すると、部屋のすみで震えるこどもたちを見て、小さな声で私に「かわいいお子さん達ですね。」と含みのある声でひとこと告げて帰っていきました。
その晩は、恐怖のあまり一睡もできませんでした。
夜が明けるまでの時間があまりにも長くて、このまま朝が来ないんじゃないかとまで思ったのを覚えています。

 

その後、半年間どうにか耐えて、自己破産が認められました。

 

 

◇違法な取り立てにあっている人へ◇

 

後になって知ったのですが、貸金業者による取り立ては、貸金業法で規制されているそうです。
例えば、夜間の自宅への電話や訪問、勤務先への電話や訪問などは正当な理由なしでは禁止です。
借金をしていることを近所に知らせることも禁止されています。
また、弁護士を立てて、借金をした本人に直接連絡しないようにと伝えた場合、直接連絡することも許されません。

 

このような取り立てにあっている人がいたら、弁護士などの専門家に相談してください。
自分で解決しようとするのは危険です。

 

 

何年も経った今思い出しても、あの時の恐怖がよみがえります。
私は弁護士に相談して本当に良かったと思っています。